「アフリカ裏側体験隊! 第三弾“モロッコお料理教室”」
場所:白子公民館
主催:フェアトレードコーナー抱
共催:ESDin三重、NGOセンターみえ
<講師のアブトゥラティフ・アブサラーマさん>
アッサラーム・アライクム
カイファル・ハール?
講師の奥様で、当日一緒に講師を務めてもらう予定だった湯木さんのお子さんが熱を出し、
急遽旦那さんと、フェアトレードコーナー抱代表の石井さんが講師に!!
講師の旦那さんはフランス語とアラビア語、石井さんは日本語で会話をしながら、何とか進みました。
言葉が通じなくてもお互いを理解しよう!という気持ちがあれば、おいしい料理が出来るんですね!
単にモロッコを知るという料理教室ではなく、互いを知るという料理教室にもなりました。
◆モロッコってどんな国?
モロッコ王国は日本の約1.2倍の国土を持ち、大西洋岸や地中海にかけては、肥沃な平野が広がる豊かな穀倉地帯、近海は有数の漁場です。
みなさんもよく見る「たこ」はモロッコ産が多いですよね。総人口は34万人で、その内40%がベルベル人です。
その他、アラブ人、ユダヤ人、フランス人など多民族国家です。
外出時はジュラーバという、上から下まですっぽり隠れるような民族衣装を着ます。
この民族衣装は、女性が身体の線を出さないイスラム思想に合っているだけではなく、
日光や乾燥から身を守り簡単に体温調整ができるなど、実用的でもあります。
屋台には羊の頭が並べられていたり、ハリーラ(スープ)が売られています。
家庭での食事は、大きなお皿から直接スプーンや手づかみで食べます。
◆代表的なモロッコ料理
・クスクス:パスタの仲間で、野菜と一緒に時間をかけて蒸しあげます。
・タジン:独特の形をした土鍋のことで、これを使って、魚や野菜、肉を辛くない香辛料をたっぷり使ってじっくり煮込みます。
・ハーリラ:お味噌汁のような庶民的な豆スープで栄養満点!
クスクスはスローフードの代表みたいなもので、できあがるまでに3時間くらいかかります。
その間に、スープやダシを作り、出来上がりは各15分差くらいあって、一品ずつゆっくり楽しめます。
クスクスは小さい小さいもので、粉だらけのようなものです。
その上、全てじっくり煮込むものなので、お鍋類の底は焦げ焦げで大変でしたが、
参加者のみなさんからは「おいしかった」「おもしろかった」と、良い感想をいただけました。
イラッリカー(^o^)